エリア・カザン監督のスタインベック原作の総天然色映画。
主人公のジェームズ・ディーンはカリフォルニアの沿岸で、農園を営む父及び兄と住んでいる。兄には婚約者がいる。時代は第一次世界大戦中である。父から好かれていないと思っている。
母親は死んだと言い聞かせられていた。疑い調べると、隣町で商売をしているとわかる。
父は全財産をかけたレタスがだめになり経済的に窮地に陥る。知り合いからアメリカも参戦すると、豆の値段が高騰し、先物取引しておけば儲かると知る。父を救いたいと思うもののカネが必要である。母のところへ行き頼む。母が家を出た真相も知る。厳格な父は母を完全に支配下に置こうとし、耐えられない母は家族から去ったのである。母にカネを貸してくれと頼む。元夫に利することはしたくないが、息子の頼みなので聞く。
兄の婚約者がこの映画の女主人公でもある。祭りの日、彼女と観覧車に乗る。彼女は兄の愛情に疑問を抱き、相談する。
参戦となって主人公は豆によって大儲けする。これで父に喜んでもらえるだろう。しかし父はカネの出所を知ると激怒する。戦争で儲けるとは何事だと。自分の好意が理解してもらえなかった彼は兄を母のところへ連れて行き、これが悲劇をもたらす。
昔観たはずである。しかし全く筋を忘れていたので初めての映画として観れた。ジェームズ・ディーンが人気あるのももっともだと思った次第。
0 件のコメント:
コメントを投稿