アリ・スター監督、米、147分。アメリカの大学生数人はスウェーデンの田舎に行く。民俗学の研究をするためである。女主人公は恋人と一緒についていく。
開けた野原のようなところに共同体があって、そこが目的地である。90年に一度の儀式をするという。地元の者らは白い衣装を着ている。切り立った高い崖の上から年寄りの女が飛び降り地面に叩きつけられる。続いて男の老人がやはり同様の行為をする。見ていたアメリカの学生たちは驚愕する。ここでは、歳を取った者はこうして死んでいくという。すっかり気持ちが攪乱する。黒人の学生は共同体の者から、伝わる書物の説明を受け、写真を撮ってもいいかと尋ねるが拒否される。夜中に起きて秘密裡に写真を撮っていたら棒で殴り倒される。古い枯れ木に小便をしていた別の学生は怒鳴られる。後に行方不明になる。
女主人公は共同体の女たちだけでする踊りの儀式に誘われる。次第に椅子取りゲームのように参加者は脱落していき、女主人公は自分が優勝したと知らされる。花の冠をつけ駕籠に乗って運ばれる。その間、その恋人は共同体の女と交わるよう誘惑を受け、誘導されその行為に及ぶ。女主人公は、それを隙間から覗き見し驚き、絶望する。男は生贄に供せられ、最後は火を放った小屋の中で焼け死ぬ。
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