デヴィッド・リンチ監督、米、89分、白黒映画。
主人公は頭が多い髪の毛を立てていて、消しゴムのようでEraserheadという題はそこから来た。工場地帯に住む冴えない男。恋人がいる。その家に食事に呼ばれる。雰囲気が怪しい一家。母親から娘と寝たかと問われる。子供が出来ているからである。男と女は一緒に住む。子供、赤ん坊といっても奇妙な生物である。瓜のような頭、首から下は包帯で包まれている。おかしな声で泣く。女は寝られないと言って実家に帰る。男は自分で世話をする必要が出てきた。
こののち映画は幻想的な場面が続く。男の妄想か、心理状態を表わしているのか、夢か。
舞台で踊る頬に出来物がある女。変なものが落ちてくる。夜中に隣の部屋の女がいきなり訪ねてくる。鍵を無くしたと。一緒に寝る。男が舞台を観ているといきなりその首が飛び、下から赤ん坊怪物の首が出てくる。飛んだ首は地面に落ち、子供が拾う。大人のところに持って行き、消しゴム付き鉛筆を製造する機械がある。鉛筆を作り合格だという。
男は赤ん坊怪物の胴体が包まれている包帯を鋏で切り取っていく。するとその下には内臓等があった。まるで包帯が皮膚のような。
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