西村潔監督、東宝、92分、加山雄三主演。
南洋の某国でクーデタがあり元大統領は日本に亡命してきた。その元大統領を暗殺しようとする革命政府。日本の商社は某国と取引があり、元大統領を消せば革命政府と取引が出来る。それで商社社長秘書の加賀まりこが殺し屋を雇う。それが田宮二郎。警察側は要人を殺されてはいけないので、暗殺しようとする者を殺せと刑事、加山に命じる。警察から離れ自由に行動できるようになる。加山と田宮の果し合いといった状況になる。
ところが、見た目は切れ者そうに見える二人だがとんでもないドジ野郎どもだった。田宮は最初、元大統領を殺したと思ったら替玉だった。更に加山が妨害する手ごわい相手と知り、殺したつもりが加山の部下の若い刑事だった。全く無能の極みの殺し屋である。更に加山の方は、田宮の愛人となった不幸な外人の女を勘違いしたのか、射殺してしまう。ドジを競い合う主役たち。喜劇かと思った。
最後は廃工場内での銃による決闘。相討ちかと思ったが、田宮は死に、加山は負傷しただけだった。
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