オーソン・ウェルズ監督、出演、米、95分、白黒映画。他にチャールトン・ヘストン、ジャネット・リー出演。
メキシコ国境との町。メキシコ人の弁護士役ヘストンとジャネット・リーは新婚で、前を通りすぎた車が爆発する。有力者と女の乗っていた車だった。この間、冒頭から長回しで延々と場面を追っていく。捜査に来たのはオーソン・ウェルズ扮する肥満で跛の警部である。これまで事件を解決し有能な刑事と評判をとっているが、実は意図的に冤罪を作り出してきていた。今回の事件でも容疑者の家から爆弾を発見するが、少し前にヘストンが見て何もなかった所からである。ヘストンは検事と協力してウェルズの悪行を暴こうとする。妻のリーはホステルに一人待っていたが、経営(?)の若者たちから嫌がらせをされる。それだけでなくヘストンを煙たがっているウェルズはリーを犯罪者に仕立てあげ、それでヘストンの失脚を目論む。
ウェルズに疑惑を感じる同僚の刑事はヘストンに協力する。ウェルズの口から真相を聞きだし、それを録音するため、刑事はテープレコーダーを隠し持つ。やや離れた所からヘストンはそれを聞く。感づいたウェルズは刑事を撃つ。ヘストンとも撃ち合いになる。あわやヘストンが殺されそうになった時、まだ息があった刑事が背後からウェルズを撃つ。
真相は録音された。ヘストンはリーと共に町を去る。
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