大洲斉監督、大映等、82分、松田優作主演。
松田は臆病、腰抜けを絵に描いたような侍であった。使える藩で丹波哲郎扮する武士は剣の使い手で藩主の覚えめでたかった。これに嫉妬するその他の藩士たちは丹波を闇討ちしようと企み待ち伏せする。ところが返り討ちに会う。その後、丹波は城下を去る。城主は部下たちを殺され、勝手に城下から去った丹波に怒り狂う。誰か後を追って成敗する者はいないかと藩士に呼びかける。松田が応える。松田は丹波を追う。
刀による勝負では松田に勝ち目はない。それで奇策に出る。丹波が休むところ、食事処などで、松田はひとごろしと大声で呼ばわり、周りの者たちを慌てて逃げさせる。これを執拗なくらい繰り返す。最後には丹波も精神的にくたびれ、切腹をするから、松田に首を持っていけと告げる。松田は首では腐るから、もとどいをくれと言う。
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