2021年12月13日月曜日

地獄 平成11年

石井輝男監督、101分。

中川信夫の昭和34年の作品、神代辰巳監督の昭和54年の映画とも異なる。内容は若い女が地獄めぐりをする。ダンテの『神曲』の枠組みか。そこでいかに生きているうちに悪事を行なった者どもが責苦を受けるか、よりもむしろ生前の犯罪の描写が主である。
その犯罪は平成の有名事件、宮崎勤の幼女誘拐殺害、オウム真理教などである。和歌山カレー事件も少し出る。宮崎勤事件は幼女に話しかける場面が出てくる。圧倒的にオウム真理教事件に時間を割いている。
地獄に落ちたな悪人どもは残酷な制裁を受ける。安っぽい映像である。
最後の方になぜか丹波哲郎が侍姿で出てきて、地獄の連中をぶった斬る。

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