カール・フロイント監督、アメリカ、85分、白黒映画。
本映画は1925年の無声映画「オーラック氏の手」(ウィーネ監督、オーストリア映画、公開邦題名「芸術と手術」)と同じ枠組みを使っているが、改作と言うべきである。
同じ枠組みとは次のようである。ピアノ奏者のオーラックは鉄道事故で両手をなくす。手術で別の手をつける。その手とは死刑になった殺人犯のものだった。この手が殺人事件を起こすという設定である。
元の無声映画ではコンラート・ファイト演じるオーラック氏は、自分の意思と無関係に手が恐ろしい犯罪を実行しているのではないかと悩む。心理劇とも言うべき映画であった。
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