2018年10月31日水曜日

コールド・マウンテン Cold Moutain 2003

アンソニー・ミンゲラ監督、ミラマックス・フィルムズ、ミラージュ・エンタープライズ、ボナ・ファイド・プロダクションズ製作、155分、ジュード・ロウ、ニコール・キッドマン主演。

南北戦争を背景とし、戦争によって引き裂かれた男女が再会しようとする過程を描く。
戦争末期の戦いから映画は始まる。攻撃を受け負傷した南軍の兵士、ジュード・ロウの回想になる。
コールド・マウンテンと呼ばれる、山間の集落、そこへ来た牧師の娘がニコール・キッドマンである。大工をしていたロウと相愛の仲になる。
南北戦争が始まり、集落の男たちは出征する。キッドマンとロウは再会の約束をする。

映画は負傷し治療を受けた後、ロウがキッドマン会いたさに軍を抜け出し、故郷へ向かうさまと荒廃した故郷でキッドマンが生き抜いていくための苦労が並行していく。そのキッドマンのところにやって来たレニー・ゼルウィガーは生活力ある女であり、困難な情況を切り開いていく。
ジュード・ロウは脱走兵で見つかったら殺される。ただし主人公である彼を助ける女たちが次々現れ、他は死んでも彼だけ生き延びる。
最後に再会が叶いきやと思われるが、悲劇が待っており、ただ希望がある話として終わる。

ともかく長く、映画館で観ていて、初めて早く終わってくれないかと感じた映画である。
多くの挿話があり、有名な俳優が出演している。それでももっと簡潔にできるのではないかと思ってしまった。
次のように理解すべきであろう。これは恋愛映画ではなく、戦争の悲惨さ、ばかばかしさを描いた映画である。これでもかと繰り返される挿話も凡て戦争がもたらす悲惨さを描いているのである。

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