カール・ユンハンス監督・脚本、テオドル・ピシュチェク、ヴァーツラフ・ブカッチ作品のチェコ無声映画。
哀れな洗濯女の話。夫は飲んだくれ、娘は未婚なのに妊娠する。このような家族を巡る人々も同様に惨めな暮らしを強いられている。
話の終わりの方、洗濯女は湯を入れた大きな盥がひっくり返り、大やけどする。寝込むが治らず、最後には亡くなってしまう。救いようのない哀れな人々、人生とはそのようなものか。
今回のチェコ映画特集の他の無声映画でもあったが、この映画も中間字幕が非常に少ない。少ないというより各シークエンスの初めに出る、その章名以外、台詞の字幕はない。そのためやりとりがつかめない会話多数である。
主演の女優バラノフスカヤはソ連映画プドフキンの『母』に出ている。
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