オタカル・ヴァーヴラ監督、脚本によるチェコスロヴァキア映画協会の白黒映画。
新型原子爆弾(クラカチット)を作った科学者がその使用を止めようと奔走する。
映画の最初に過熱による夢の話だと出る。負傷した不明の男が発見され病院で手当を受ける。呼吸器をつけた男の過去に遡る回想。
実験の途中で爆破が起こり記憶を無くす。彼は新型爆弾を発明したのだ。それを聞きだそうとする上司たち。彼とたまたま会った同僚はクラカチットの開発に従事することになる。その妻から同僚宛ての手紙を託される。
訪ねた家にはいない。意識を失い倒れる。回復して医師宅で娘の世話になる。幸せな時を過ごしていた。ある時記憶が蘇る。自分の家に戻ると廃屋になっていて不審な男に会う。男は彼に施設を用意するからクラカチットを作れと言う。彼の同僚も作ってくるが無理だろうと。夜の会に連れていかれる。王侯たちは眠りの森の美女のように固まっている。国が復興したら起き出すと。
現在支配している公女に会う。彼女と相愛の仲になる。しかしクラカチット作成は戦争を起こすためと知り、研究所を爆破する。また同じく開発している同僚の施設も完成と同時に爆破されると聞く。そこへ駆けつけるが相手にされない。完成間近と聞き逃げ出す。爆発が起こる。馬車の御者に助けられ事情を話す。これからは人の役に立つものを作れと言われる。
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