カレル・ステクリー監督、脚本、チェコスロヴァキア国営映画社のチェコ白黒映画。
製鉄所・鉱山労働者のストライキを描いた映画。19世紀末に実際に起きたストライキを基にしている。
精錬所と鉱山に依存する町。しかし会社は業績が低下、国際競争にさらされている。賃金を低下させ、より増産させる決定を会社社長は幹部に命ずる。この措置に女も含めてほとんどが会社に依存している町の労働者は反発する。息子も新しく就職することになった一家。主人は元から働いており、他に年長の長女、幼い次女がいる。
労働者たちは反対集会を開いたり、ビラを配ったりして会社の方針に抵抗しようとする。息子や次女もそれらの運動に加担している。
一家は貧しく余裕ある生活ができない。主人を誘惑する裕福な女。主人は夜中に帰宅して妻に暴力をふるおうとし、娘たちが妨げる。
会社社長に抗議する労働者たち。一家の主人は会社を非難するアジ演説をし、解雇される。
次女は娘を亡くした女から娘の形見である白い服を貰う。それを着て堅信式の最中、暴動が発生する。警官が花をとった幼女をサーベルで叩いたので民衆は怒り出す。元からの不満鬱積が爆破し、社長宅へ暴徒となって押しかける。散々社長宅を破壊する。軍隊がやって来る。発砲する。次女は弾に当たって死ぬ。
その後一家の主人と息子は警察に引っ張られる。長女は恋人と一緒に逃げることになる。それを見送る母親。会社のサイレンが聞こえる。母親は会社に負けるものかの決意を新たにする。
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