ジョルジュ・フランジュ監督、仏伊、88分、白黒映画。夜間、車を駆けるのはアリダ・ヴァリ演じる中年の女。川辺に車を止め、後部座席から外套を着せた女(脚で分かる)を引きずり出し、川に投げ入れる。女の死体が見つかったので、心当たりのある者は警察に来る。高名な医師は死体を見て自分の娘だと言う。後から来た老人には警察はもう身元が分かったと言って帰らせる。この医師は再生治療で有名だった。
実は医師の娘は死んではおらず、郊外の広壮な屋敷の奥深くに伏せている。ひどい怪我で顔面が失われ、目だけ残っている。仮面をつけている。父親の医師は犬の実験で、何度も皮膚移植を行なってきた。それが成功しているので、娘の顔面を他の女から移していた。しかしこれまで失敗ばかりだった。顔面を取られた女は死に、それを冒頭の場面で、医師の助手をしているヴァリが処分してきたのだった。ヴァリは新しい若い女を物色する。連れてきて顔の皮を剝ぐ場面がある。剥がれた女はヴァリの隙を見て逃亡を図るが、塔の上から落ちて死ぬ(自殺か)。今回の皮膚移植も初めはまともだったが、段々崩れていく様子が映し出される。
ヴァリはまた女を捜してくる。実は警察もこの医師を怪しみ、囮として使った女だったのだが、医師に言いくるめられて帰る。その頃、寝台に寝かされていた女の所に医師の娘がやってきて逃がす。ヴァリが来ると娘はナイフで刺す。更に実験用に飼っていた多くの犬を逃がす。犬の群れは孵ってきた医師に襲い掛かり食い殺す。仮面をつけた娘は夜の闇の中へ歩き去る。
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