この本は、絵の中に音楽または音が鳴っていると思われるものや、楽器が見える絵画を集めている。多くの絵画があるが、有名なものはあまり多くない。ミレーの『晩鐘』とか、ホルバインの『大使たち』、マネの『テュイルリー公園の音楽会』、そしてフェルメールの『絵画芸術』などは誰でも既知であろう。それ以外では、こんな絵があったのかと思う作品が大部分である。
「はじめに」のところに、特定の絵画から霊感を得て作られた音楽はそれなりにあるのに、特定の音楽から描かれた絵画はほとんどないと書いてある。有名な音楽を絵画化しようとする意欲を画家が持っていないせいだろうとある。特定の音楽でなく、音楽が関係している絵画なら幾つもあるので、それを集め、解説している本である。
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