ニキータ・ミハルコフ監督、102分、基本的に白黒であるが、最終部分は総天然色になる。
戦争以来、別れていて中年になった恋人たちの再会。
さてその家にはかつての恋人が住んでいた。甥と同居している。いきなり男から訪問を受ける。とまどう女は男に泊っていけと言う。甥には電話交換手の恋人がいる。その恋人を女は甥に問いただす。
家で女は服を着替えている。知り合いの技師がやってくる。交換手の子は戻ってきて男を見送ったと告げる。入口の呼鈴が鳴る。出てみると男だった。もう二人は別れないと誓う。
場面は総天然色になり部屋の中を映す。テレビは第一回チャイコフスキーコンクールで、一位になった米ピアノ奏者ヴァン・クライバーンを映している。1958年のことである。ショパンの夜想曲遺作嬰ハ短調を弾いている。たまたま音楽好きなので分かった。
題名の五つの夜とは第一夜、二夜と映画の最中に映し出され、五日の経過を表す。
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