グリゴリー・チュフライ監督、87分、白黒。
道に立ち、息子を待つ母親の姿から映画は始まる。もう戻ってこない息子を。
通信兵の主人公は、運よくドイツの戦車を2台仕留める。褒美で古郷の母の元へ数日間、帰郷が可能になった。途中で他の兵士から妻宛てに石鹸を頼まれる。
軍用の貨物列車に乗せてもらう。途中で乗ってきた少女と知り合う。それからはこの少女との旅になる。頼まれた女のところへいくと間男がいた。いったん渡した石鹸を取り上げ、不具者の父親へ持っていく。
故郷に着く。母親は狂喜し、息子を離さない。しかし息子は、休暇は終わっており戻らないといけないと言う。母親や故郷の人々に別れを告げ去る。
今回の国立FAのロシア・ソビエト映画祭では、ソ連の反戦映画の古典『僕の村は戦場だった』『人間の運命』『誓いの休暇』を久方ぶりに観ることができた。戦後の白黒映画の古典は懐かしいものばかりである。
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