2017年9月2日土曜日

郡上一揆 平成12年



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神山征二郎監督、映画「郡上一揆」製作委員会。緒形直人ほか出演。
18世紀半ば岐阜県郡上郡(当時の郡上藩)で起こった一揆を描いた映画。
年貢を出来高によって決める(それまでは定額)「検見取」制を導入しようとする藩の方針に農民たちは激しく反対した。農民の抵抗に驚いた国の家老はいったん願いを聞くお墨付きを与える。
しかし後になってまた導入を図るので、農民の代表は江戸の藩邸に赴く。散々待たされ、検討の約束を取り付けるものの、故郷へ帰ると検見取りを強行しようとしていた。
もう幕府へ直訴するしかないとして死を覚悟で、江戸の奉行所へ訴える。農民数人には獄門の刑が下った。

実際にあった出来事の映画化なので、いかにも作り話といった劇的な展開はない。百姓一揆と言えば、むしろを旗立て鋤や鍬で暴動を起こすといった印象があるが、それらしい場面は、捕まえた藩の手先の庄屋を、救出に来た藩の兵と戦うところくらいである。
藩の家老が改易になって勝ったという首謀者たちは獄門となるものの、殉職者として描かれる。
誰でも知っている百姓一揆というものの、実際の一例を観ることができる。

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