榎戸耕史監督、メリエス=サントリー作品、奥田瑛二主演。
主人公は中年の私立探偵。素行調査の他、やくざの使い走りのような仕事をしている。
まず裕福な家庭の主婦から、夫の浮気素行調査の依頼が来る。彼女が子供を産めなくなってから夫は冷たくなった。調べると子供までいる愛人がいた。なぜか探偵は嘘の報告をする。
津川雅彦演じるやくざのボスから情報を得たり、またその依頼で他のやくざに届け物したりしているうちに抗争に巻き込まれそうになる。
銃で探偵を狙う者がいる。間一髪命を取り留めたが、その狙撃者は彼が以前電車の中でくしゃみをし、唾を浴びせた男だった。それを恨みに殺そうとしていたのだ。
ある夜若い女が調査の依頼に来る。その女は彼がいつも見ている、深夜の外国天気予報のアナだった。女が以前関係した男から写真が届けられたので、その男を捜してほしいと。
彼は捜しだす。男は薬の売人で組織から狙われている。探偵が女に男の情報を伝える。実はその女は男に惚れていたのである。高跳びする必要がある男は女と一緒に逃げようとする。探偵もこの女に参っていたので、告げ口をして男を殺させる。探偵は女に男が死んだので自分と一緒に行こうと誘うが断られる。また探偵としての日常が始まる。
主人公はパッとしない中年探偵という設定だが、見栄えの良い、女にもてそうな俳優が演じているから、映画の中では依頼に来た女といつも寝る。そんなにうらぶれた生活とは思えないのだが。
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