荒戸源次郎監督、フィルム
メイカーズ=ホリプロ=ポニーキャニオン作品、中村麻美、桃井かおり等出演。
キャバレー勤めの母と中学生とより幼い娘二人。父親はいない。母は店の客を連れて来て、これが今度から父になってくれる人と娘に話す。その父は自己中心、自分勝手で家族を支配しようとする。模範的な家族を作るべきと説教する。
上の娘(中村麻美)は同級生との性行為で妊娠する。相手の家へ父親母親、娘で抗議に行くがうやむやになる。堕胎した後、父親は教育すると称して毎夜、娘の寝床へ入る。その間、桃井かおり演じる母親は米を研いでいる。娘が母に自分が父に強姦されているのにどうして黙っているのかと怒る。だったら警察へ何なり行けばいいじゃいか、大体お前は自分の男を取っている、などと母は逆切れする。母親は全くやる気がなく、いいなりで世間体しか気にしていない。こんな調子でこの家族は暮らしていく。
おかしな設定で映画などでは珍しくないかもしれないが、あまり楽しめなかった。
舞台は昭和40年代前半の長崎。車など昔のものが出てくる。父親が冷蔵庫を買う。ほとんど映画の中では扉を開けている。あれでは冷蔵庫として役に立たないだろう。随分大きい冷蔵庫に見える。当時としては。
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