2023年3月12日日曜日

炎と愛と   昭和36年

須川栄三監督、東宝、98分、総天然色映画、三橋達也主演。

戦時中、三橋達也は瀕死の平田昭彦を、漂流中の筏の上で頼まれて殺す。
戦後、まだ占領中の時期に移る。三橋は投げやりの生活を送って、女を自殺させた上、別の女との心中をやらかし左遷されていたが、本社に呼び戻される。
三橋の勤める商事会社の社長、森雅之、三橋が殺した平田の父親、はなんとしても石油を買い付けたいと思っている。ただ進駐軍が許さない。独立後、石油を求めるなら中東しかない。三橋はその仕事をぜひやりたいと申し出る。
三橋のこれまでの無責任な態度を軽蔑していた社長秘書の白川由美、またフランスに行きたがっている社長の娘、司葉子がいる。司は三橋に惹かれる。
三橋と森は中東に向かう。向こうの首相、責任者と話をつける。タンカーで石油を積みにまた来ると約束する。帰途、三橋は血を吐いた。日本に着いてから司に病気を知られ、止められる。自分の仕事だと言って無理を押して行く。
タンカーに石油を積み帰国途中、三橋は死ぬ。司は帰国後に三橋と結婚の約束をしていたが、気が変わりフランスに行くことにしていた。三橋が死んだと連絡が入り、空港で飛び立とうとしていた司に森は三橋の死を知らせる。

0 件のコメント:

コメントを投稿