伊賀山正徳監督、東映、59分、白黒映画、月形龍之介が黄門。
黄門一行が上州沼田の街道で、多くの侍に襲われている若い一人の侍を見つける。助さん格さんは若い侍に助太刀し救う。その侍が言うには沼田城は側室、家老が家を乗っ取ろうとし、姫を古寺に閉じ込め、主君自体は病の床にある。家老が毒をもっているのではなかろうか。黄門は話を聞き、姫を寺から救い出し沼田城に乗り込む。城の者は凡てかしこまるが、側室と家老は黄門一味を何とか始末しようとする。
黄門一行には元女掏りの千原しのぶも一緒だった。千原は城に来て主君の味方である中臈と仲良くなる。中臈が言うには自分には妹がいたのだが、幼い時に攫われその後どうなっているのか。中臈が可愛がっている猫は千原にすぐなつく。千原は自分が妹と理解した。
黄門等に眠り薬を盛り、穴の開いた舟に乗せ利根川に流す。後に助かる。
一方主君の味方である中臈は側室らの手にかかり最後を遂げる。しかし愛猫が死体に寄り添い、後化けて側室、家老を脅かす。いわゆる化け猫で中臈に化けて特撮を利用した立ち回りをする。この化け猫の活躍が映画の見物であろう。黄門一行は城に戻り悪徳家老等、成敗し城には平和が戻る。
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