チョン・グンソプ監督、韓国、120分。
もうすぐ時効になる誘拐殺人事件を担当する刑事。被害者の母親に犯人を捕まえると約束しこれまで捜してきた。容疑者らしき者を見つけ、追うが逃げられる。時効まで2時間で間に合わない。母親に謝る。15年経つ。別の誘拐事件が発生する。祖父が目を離しているうちに少女が誘拐された。脅迫の電話がかかってくる。以前の事件担当の刑事は、この身代金要求の手口が全く昔の事件のやり方をなぞっていると気付く。最初は狂言誘拐で祖父が孫を誘拐し、身代金を要求するつもりでいたと警察は判断し、祖父を捕まえる。祖父は無実を訴える。以前の刑事は疑問を持つ。改めて調べると声紋で奇妙な発見をする。結局祖父は無実と分かる。今回の事件では。しかし15年前の犯人だった。その時の被害者の母親が今度、犯人となってかつての犯人の身内を誘拐したのである。細かい設定が色々あるが、自分の感想を言えばあまりに作り話過ぎている。実際にこんなにうまくいくわけない、とまず思ってしまう。丁度、推理小説で綿密にからくりが仕掛けられていても読むと、実際にはこうはいかないと思ってしまうのと同じである。歳をとると以前なんとも思わなかったところが気になってくる。理屈だけ合っていれば納得できる者向けである。
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