主人公の男(田口トモロヲ)は何をやってもダメだと言われる。仕事ではヘマ続き。女からも何かやってみろと言われる。一発奮起した男は銀行強盗を企む。周到な用意をする。事前に銀行へ行ってどの位時間がかかるのかも計算する。当日、銀行前に止まり銃を用意し帽子を被り、色眼鏡をかける。マスクはしなくてもよいのかと観ていて思った。銀行の入口に着く。と、マスクがないと気づく。近くのコンビニに入る。マスクは見つかったが子供用である。他の品物も万引きしようとしたところ、店員に見つかる。銃を出して脅す。おもちゃだろうと店員は高を括る。引き金をひく。弾が出て店員の腕を傷つける。あわてた男は銃を落とし逃げ出す。銃を拾い店員は男の後を追う。店員は薬でハイ状態であった。
この追いかけっこに途中から一人の男が加わる。加わったのはやくざ(堤真一)で、自分の組長を刺客から守れなかったので落ち込んでいた。店員に貸しを持つやくざは店員を追う。この三者の追いかけっこが映画の中心らしい。商店街の中を駆けるが、映画の最後に出た情報によると中野の商店街か。
やくざが対立している最中に三人はなだれ込む。やくざの戦いがあってほとんどの者が死ぬ。
正直いってあまり面白いとは思えなかった。銀行強盗をしようとしてドジをやる。また組長のため命を張ると言っておきながら、組長は殺され自分は助かるやくざの堤。そういうこともあろうと思いそこは少し面白かった。
追いかけっこでは途中、ぶつかって誤って女を銃で撃つ。その辺は気になった。最後のやくざ間の戦いなど必要性はよくわからない。
国立フィルムアーカイブでの上映では英語の字幕が出ていたが、外国人にみせたい映画とは思えなかった。
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