バスが故障した際、桑野は車に乗せてもらい駅まで弟を見送りに行く。その際乗せた男は桑野に好意を抱き、桑野も好きになる。面倒見てもらってきた家はうるさく、桑野は出ていく。東京に着き、男に再会し、友人の倍賞千恵子に会う。倍賞は歌手で「さよならはダンスの後に」をクラブで歌っている。桑野が男に惚れているのを見て、男なんかやめろと諫める。
相手の男は部長に見込まれ、その娘と婚約していた。桑野を好きなので婚約破棄を申し出る、大阪の支社へ行って頭を冷やせと命令される。大阪に着いて早々支社長に辞めたいと言う。部長は桑野に会い、事情を話す。その後桑野は男に会って一日過ごし、そこから身を隠す。男は桑野を捜しまわる。桑野は隠れて会わない。何年もして、たまたま賠償は男がタクシーの運転手に身を落とし、すさんだ生活をしていると知る。賠償は桑野に知らせ、恋人同士は再会を果たす。
いつまでも女が忘れられない男は、あまり映画では見ない、現実にも少ないだろう。
この年倍賞千恵子の歌う「さよならはダンスの後に」は大ヒットし、それで本映画がつくられたのだろう。
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