海際のホテルでG8の蔵相や中央銀行総裁を集めた会議が開催される。IMF専務理事の発案によった。そこに局外者とも言うべきイタリアの神父と、女の童話作家が招かれた。理事は神父を自分の部屋に招く。告解がしたいと言う。驚く神父。なぜ今か。この二人の会話は映画中、何度もその経過が映し出される。
神父と会った翌朝、理事の死体が見つかる。自殺か他殺か不明。神父は呼ばれて何を話したか訊かれる。告解だから答えられない。
集まった各国責任者の推測などが描かれる。この会議で決定する予定の議題があった。大体は賛成なのだが、反対者がいる。その駆け引き。マスメディアへの発表はどうするのか。
神父は理事から渡された数式の紙で、その案件が分かる。貧しい者らの救済はどうするのか、銀行ばかりの利益保護はどうかといった問題であった。各国の財政・中銀首脳の会議を主題にした映画はあまりない。その点は目新しかった。
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