病院で女主人公が出産する場面から映画は始まる。実際に赤子が出てくるところを映している。ヨーロッパ映画は日本なら絶対に映さないところをそのまま映して驚く場合があるが、これなど典型。
母親は生まれた子供イヴァンに愛情を持てない。父親は政治家でその家にイヴァンを連れて押しかける。父親は刑務所に入っていたから出産に立ち会えなかったが、自分の子供と認めると、その妻は激怒する。女は追い出される。後に暴力団のような男が弁護士を連れて女の家を訪れ、子供は政治家の子でないという書類に、腕ずくで署名させられる。
女はイヴァンを連れて担当施設に行き、そこで住む家を紹介される。父親の政治家から連絡がある。凡て妻の企みである、イヴァンと共に施設を出て一緒に来いと。車で逃げる。男の妻が出した追手が追いかける。一度まいたが駐車場で見つかる。男は女がいない隙に、警察に赤ん坊が捨てられていると告げる。女とまた逃げるが、女は怒り狂う。そうしないと赤ん坊は連中に連れ去られたと男は言う。また施設に赤ん坊は戻され、そこから里子に出される。既に里親といる他の子供たちは、自分らが追い出されるというので、赤ん坊を処理しようと企む。
女は施設にかけ合うが、赤ん坊を置き去りにする親に渡せないと担当官は頑固である。
男が掛け合い、赤ん坊の居所を教えてもらう。そこへ行く途中、男が買い物をすると車を出ると女はカネの入った袋を置いて、一人車で去る。里親の家に着く。イヴァンは無事だった。赤ん坊を抱きしめ、去っていく。
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