まず従来の主流派経済学の概要。市場メカニズムを信奉するが、その限界を指摘する。
ゲーム理論は経済学に多大な貢献をしたが、将来をみて決定する、という点が重要と著者は言う。次の章はマクロ経済学を説明する。「期待」を論じたかったようだが、正直この賞の意義はよくわからない。
次は現在大流行の行動経済学の解説である。続く章は実験経済学を説明する。
制度の経済学では組織と契約の経済学、日米の比較経済分析など。最終章では歴史の経済認識への重要性を指摘する。
最近の経済学でよく話題になる方法論等が分かる。沢山の専門用語が解説される。
もっとも経済学の基礎的知識がないと、読んでいて不明なところがあろう。
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