黒い牡牛 The Brave One 1956
ラパー監督、アメリカ映画、100分、総天然色映画。メキシコを舞台に、闘牛用の牛と少年の交流を描いた映画。
少年は家から逃げた牛が嵐の中で生んだ牡牛、ヒタノを世話する。牧場主からヒタノを贈呈すると手紙をもらい感激する。しかしその牧場主が事故死してしまい、ヒタノは闘牛用に連れ去られる。少年は牛を追い、メキシコ市までやってくる。大統領に会って、ヒタノを自分に取り返してもらうよう請願する。大統領の手紙を携え、ヒタノが出されている闘牛場へ向かう。
ヒタノは名闘牛士と格闘中であった。勇敢なヒタノに観客は感心し、ヒタノを殺さずにしておくよう声援を送る。とうとう最後にはその声は聞き入れられ、闘牛は中止になる。闘牛場でヒタノに駆け寄っていく少年。ヒタノと共に帰りについた。
動物と少年の心の交流を描いた映画の一つである。メキシコが舞台であるが、言語は英語である。
最後の方の闘牛の場面は迫力がある。大きな闘牛場に一杯の観客、これは映画用に集めたらしいが、当時は闘牛が盛んであったろう。現在のような動物保護が一般になるとこういう映画は作られない。
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