小説家が書いた、映画に関する随筆と創作を集めたもの。
遠藤周作、五木寛之、筒井康隆、安岡章太郎、吉行淳之介、丸谷才一、赤川次郎、椎名誠、村上春樹、小林信彦、太宰治、内田百閒、石坂洋次郎、阿左田哲也、大岡昇平、藤本義一、虫明亜呂無、金井美恵子、澁澤龍彦、安部公房、山本周五郎、長部日出雄の文である。
一人で複数の文を書いている者もいる。
各人の映画への思い入れや、個人的経験のようなものが多い。
例えば太宰治の『弱者の糧』のような古典的な文から、藤本義一の川島雄三と一緒に仕事した際の長文の記録まである。現在絶版になっているように、必ずしも面白い文ばかりではなかったが、やはり文学と映画に興味がある者として一度は目を通しておきたかった。
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