2018年3月23日金曜日

五条霊戦記 平成12年


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石井聰互監督、サンセントシネマワークス=WOWOW製作。

平安末期、武士が台頭した頃。京の五条の橋で連続人斬が起こる。武士が首をはねられて殺される。鬼の仕業と言われる。
武蔵坊弁慶は7年ぶりに京へ帰って来た。彼は不動明王のお告げで、鬼退治をすると宣言する。実は鬼として平家の侍を斬っていたのは、(後の)源義経であった。
弁慶は「鬼」征伐に向かう。それが義経の念力によって動けなくなる。鬼の正体が源氏の生き残りとわかり、平家も討伐に多くの武士を差し向ける。義経は超人的な刀裁きで、悉く平家の武士を片付ける。義経と弁慶の対決になる。そこへ弁慶の先輩にあたる阿闍梨がやって来て念力で二人を分ける。

その後義経は奥羽へ旅立つ前に、神仏に意味はないとして殺伐となり、次々に仏僧や仏像を斬っていく。あの阿闍梨も斬られた。
義経と弁慶の最後の戦いが五条橋の上で行われる。激しい斬り合いの末、義経は弁慶を刺し貫く。弁慶は刀を頭上にかざし、おりから起こっていた嵐の雷を受け、二人は落雷で爆破、橋は炎上する。

奥羽へ向かう義経一行。付きの僧は、義経の影武者を義経と紹介し、元の仲間を弁慶と紹介した。

義経・弁慶の話を自由に脚色し、空想科学時代劇となっている。このような時代劇はあまりなく、そういう意味でも面白かった。

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