著者は地球科学が専門で、特に岩石に関心のある学者。
地球を構成する岩石の種類やその関係等について関心があっても、多くの石、鉱物の名を覚えることも難しく、体系的な知識は得られにくい。
本書は、橄欖岩、玄武岩、花崗岩の三つの岩石を挙げ、これらが地球を形作る最も重要な岩石だと説明する。マントルの主成分である橄欖岩、海底については玄武岩、そして地上は花崗岩がそれぞれの主な岩石だそうである。
教科書に書いてある、火成岩と深成岩の区別とは違った接近法で説明しており、直感的にというか、わかりやすい解説である。更に石の成分に関しては珪素の酸化物が基本になっていることも理解できた。
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