マイケル・カーティス監督、米、124分、白黒映画。第二次世界大戦中に制作された映画で、反枢軸国で戦っていた同志のソ連を賛美する内容のアメリカ映画。ソ連に行った外交家の著作を元にしており、映画の初めはその著者の解説である。戦時中だから大統領に命令され、欧州各国に行き、ソ連まで行ってスターリンその他、ソ連の要人と会ってきた。欧州の政治家たちはみなソ連を脅威と見ている。実際のソ連はそのような国でないと主張する映画である。
ソ連初期の無声映画『ボリシェヴィキの国におけるウェスト氏の異常な冒険』(1924)をアメリカが進んで作ったような映画である。日本も敵国であったから、日本の外交官を悪く描き、中国でしている残虐行為を訴える場面もある。戦後のマッカッシー旋風による赤狩りとかけ離れている。映画中、ソ連で行われた粛清裁判の場面があって異様に生々しい。
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