2026年5月22日金曜日

映画史特別編 選ばれた瞬間 Moments choisis des histoire(s) du cinéma 2002

ジャン=リュック・ゴダール監督、仏瑞、83分。ゴダールの映画史は、ゴダールが1978年、カナダで行なった映画についての連続講義が元になっている。これは現在では文庫で出ている。(ちくま学芸文庫)映画史とあるが、19世紀末以来の映画の史的展開ではなく、映画論というべき内容である。更に映像化されており、全体で全8章、DVD五枚組として発売されている。本DVDは一枚の84分で、全体からすれば、まさに瞬間といえる。

映像は映画からの引用、例えば初めの方で『狩人の夜』からの引用があって、これが一番長く、後の映画からの場面はもっと短くなっており、静止写真も多い。それらに字幕がついて、また語りが入っていて、随分せわしない映像が続く。何やら議論していたり、映画ばかりでなくマネやクリムトの絵が出てきたりする。何しろ映画だから見ている方が理解できなくとも、どんどん映像は進み、終わるとようやく終わったかという感じだった。

先に書いたDVD五枚組の全体は見ていないので、それとの比較や感想は言えない。文庫は以前買って読んだのだが、厚いし、内容も簡単でない。ただ活字だから今回のDVDと違い、意味が取れないと先に進まない。最後まで読み終えたか覚えていない。本DVDに対しては上に述べたように、自分では良いとか悪いとか評価できない。ただゴダールの映画である、ゴダールに関心があれば見たらと思う。

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