2026年5月26日火曜日

青い日記帳『いちばんやさしい美術鑑賞』ちくま新書 2018

著者は美術の専門家でないと言う。しかし永年美術鑑賞をしており、美術館に行ってそこにある作品をどう見るかの手ほどきをしている。『絵を見る技術』(秋田麻早子)がまさに絵を見る技巧を教えているのに対し、本署は絵を見る態度、心構えを説いている本と言える。

美術館に行って見るのを前提としているので、日本の美術館にある作品を取り上げている。絵ばかりでなく、工芸品や陶磁器なども取り上げ、西洋、日本、中国と多くの地域の作品が対象である。美術館とどう付き合うかについても解説があり、実際に美術品と向き合う手立てを教えてくれる本である。

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