舛田利雄監督、東宝、92分、石原裕次郎主演の時代劇、他に内田良平、成田三樹夫。
江戸時代末期、幕府は財政難を打開するため、諸藩を落ち度があった場合には取りつぶし、そこの石高を没収していた。諸藩を探る役として幕府から隠密、忍者が各藩に派遣されていた。その者らは影と呼ばれていた。その影を倒すのが影狩りで、諸藩から雇われていた。石原、内田、成田は影狩りで、元々仕えていた藩が影によって潰され、浪人の見となって影らを倒しているのである。本作は映画化の第二作。
九州の某藩に来る。この藩はかつて徳川家を助け、それによって大砲の所有を許されていた。他藩では大砲は禁止されている。ところがこの藩に代々伝わる大砲は潰して他の用にしていた。幕府から視察がある。代わりの大砲が必要である。藩の職人で大砲作りの老人が大砲を造りあげていた。この大砲を城に納め、従来からの大砲の代わりにしようとした。石原ら3人の影狩りはその運搬を担当する。幕府からの影たちはその大砲を破壊せんとする。その大砲を巡る石原らと影たちの戦いが見物の映画である。関わった村人、幼い子供も含めて犠牲になる。幕府もこの大砲を手に入れ、諸藩への睨みにしようと変心した。石原らは幕府に渡るくらいなら破壊しようと最後に大砲を爆破する。
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