ダーレン・アロノフスキー監督、米、白黒映画。
主人公はオタクを絵に描いたような人物で、うちこんでいるのは数学である。世の中の凡て、数学で表せるという考えの持ち主である。アパートの部屋に閉じこもり、自作のコンピューターを使い色々な計算をしている。喫茶店で同じユダヤ人を名乗るよく喋る男と知り合いになる。また株屋の女からしきりに電話がかかり、会いたいと言ってくる。近くの部屋に住む幼い少女と知り合いである。ある日コンピューターがおかしくなったのか、多い桁の数字を打ち出す。てっきりシステムの故障と思って打ち出しを捨てる。しかし後にその数字が極めて重要と分かる。彼の師である数学者からヒントをもらう。株屋は最新の高性能チップを貸してくれるがそれは彼から株の予想を引き出すためだった。追われて逃げる。更にユダヤ人の友人を通じて、ラビの前に連れて行かれる。長い桁の数字はユダヤ教の古代の神殿で唱え、至福の時代を呼び寄せる数字であり、教えろと迫られる。
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