2021年3月23日火曜日

宇宙大怪獣ギララ 昭和42年

 二本松嘉瑞監督、松竹、88分、松竹が作った唯一の怪獣映画。

世はあげて怪獣映画ブームの時代であり、東宝、大映に続けとばかりに松竹も制作したのがこの作品である。名前の通り、宇宙からの怪獣で、それも宇宙ロケットが採取してきた謎の物質が怪獣になったのである。その姿は鶏から来たのか、足跡は鶏のまま、全体の体形も鶏に似ているところがある。街を破壊しつくすギララ。エネルギーを食べ大きく狂暴になる。ギララに対してはいかなる在来兵器も歯が立たない。これは東宝の怪獣などと同様である。最後の手段、宇宙から来たのだから宇宙に帰すしかない。そのギララを包む特殊液を月まで行って作る。ようやく出来た液を投下しギララを縮小、液体化させる。それを宇宙へ飛ばす。

特色としては外国への売り込みを考えて外人2人を登場させ、特に女の登場人物は出番が多い。更に松竹的と言うか、その外人女と日本人女共に、機長に恋するという設定して恋愛要素を持ち込んでいる。出来は大絶賛とはいかないが、怪獣映画なんてこんなものではないだろうか。

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