村山新治監督、東映映画、野川由美子主演。
伴淳三郎と野川は博徒の親子。賭場で伴淳が、いかさまを見破り、相手方を刺す場面から始まる。殺人で服役、野川は尼寺に拾われそこで尼になった。
そこの宗務総長は悪人で寺修復のカネを博打で使い込み、更にやくざから借金をする。やくざから途方もない返済を迫られ自死する。
やくざは寺に借金の返済を要求する。寺を手放すしかないか。その際、伴淳が危篤にあると連絡がある。野川は申し出て還俗し、やくざへ赴き借用書と寺の権利書を賭けて博打をする。勝ったものの、やくざたちは野川を亡き者にしようとする。そこへ野川の恋人が駆けつけ、やくざたちを始末する。彼は野川に刑務所から出るまで待っていてくれと頼む。
昭和40年代に流行った女博徒ものの一つだが、尼寺での確執などを描き、独自の出来となっている。
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