梅津明治郎監督、ゴールデンぷろ制作の白黒映画。安藤昇主演。
実はこの美術館を含め、彼が賞賛された建築物の幾つかは、弟子のアイデアを盗んだものだった。更に彼の愛人をその弟子が愛するようになった。弟子と女は教授に対して二人の仲を説明する。女を離したくない教授は圧力をかけて二人の生活が立ちいかなくなるようにする。
主人公はこの弟子の兄である。戦争で二人だけになり弟の世話をし、出世を願っている。自身はやくざである。弟と女から事情を聞く。弟は自分のアイデアの盗用より、建設会社や大物の黒幕とつるんでカネのため余分な鉄を輸出し、それらが武器製造に回っていることが許せないと言う。
弟は事故に見せかけて殺されてしまう。男はそれを知り大学教授を車で拉致する。追ってきた建設会社差回しのゴロツキ連中と戦い殺す。服役する。その間大学教授は真相が暴露され失墜する。しかし建設会社社長と黒幕の大物は安泰のままである。
出所した主人公は白昼、都心の公衆面前で二人を殺す。
インターネットの映画情報サイトでこの映画の筋を見たが、ずれている。映画でなく原作か何かの筋であろうか。時々間違った筋が書いてある場合を見るがこれもそうである。
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