2018年5月31日木曜日

ウィルソン・シティ Wilsonov 2015


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スロヴァキア映画、マシーン監督、115分。

第一次世界大戦後、中欧の都市が舞台である。米のウィルソン大統領に憧れ、市名をウィルソン市とし米の49番目の州になりたいと願う市長がいる。
そこで起こる奇怪な殺人事件から映画は始まる。夜、女が悲鳴をあげ惨殺された。警察署に通報すると研修生の警官だけ。この青年が映画の主人公である。

アメリカFBIから派遣された捜査官は、この青年と組み事件の解明にあたる、が大きな筋。青年警官と市長の娘の恋など、喜劇的要素は強いものの、恐怖、探偵物、更に政治的含意など、盛沢山と感じさせる映画である。
最後にこの市はウィルソン市とならず、現在のスロヴァキアの首都ブラティスラヴァになる。

スロヴァキアの歴史、政治を知らないと十分楽しめないかもしれない。チェコスロヴァキアとならず独立したかった国の思いが込められている。

2018年5月29日火曜日

ヒットマン:インポッシブル Tiszta szívvel 2016


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ハンガリー映画、ティル監督、99分。
車椅子に乗った身障者たちが主人公のアクションものという変わった設定。

下半身の発達障碍で車椅子の利用を余儀なくされている青年、その友人は何とか歩けるが言語の障碍もある。
青年の父親は、今はドイツに住んで別の家庭を持っている。青年の手術用の費用を出してくれると母親は言うが、青年は嫌がる。
二人は自分たちと同じく車椅子を使っている男に会う。元消防士で、3年前火災で下半身不随になり車椅子を利用せざるを得なくなっている。

実は男は殺し屋なのである。ボスから引き受けた殺しを、車椅子という特殊性を活かしこなしていた。青年らはこの車椅子殺し屋の仕事を手伝うことになった。しかしボスは、他人には絶対秘密にしろという命令を殺し屋が破ったことを知り、まず青年二人を亡き者にせよと命じる。
殺し屋は一旦実行しようとするが、結局はできず二人を助ける。それを知ったボスは殺し屋を殺そうとするが、からくも逃れ、青年たちと共にボスに復讐する。

国立FAの上映前、ハンガリー大使館の女性の部長が来て流暢な日本語で説明があった。原題の意味は純な心といい、ハンガリー人なら誰も知っている有名な詩の題だそうだ。若い頃の純粋な心を失っては生きている価値はない、という内容らしい。