2025年12月19日金曜日

猟人日記 昭和39年

中平康監督、日活、123分、白黒映画。戸川昌子の原作で本人も出演している。中谷昇はプレーボーイで何人もの女を物にしていた。ところが自分が関係した女が殺される。一人だけでなく、次々と殺され、自分の持ち物が現場に証拠品として残っている。逮捕され死刑判決を受ける。

弁護士とその助手(十朱幸代)が自分の謎を解いていくのが後半の筋である。ある女が画策して中谷を罠に陥れていると分かる。それは何者か。最初の被害者の姉かと思ったら、意外な人物が犯人と最後に分かる。中谷は猟人日記として自分の女漁りを日記につけていた。それが盗まれ、発見された時は最初のページが破られていた。それを知った中谷は控訴を取り下げる。そこには自分の妻(戸川役)のことが書いてあった。妻は以前出産で奇形児を産んでいた。それ以来夫婦の仲は冷え、猟人日記を読んで夫の相手になった女を殺し、夫に罪をかぶせるつもりで犯罪をしていた。中谷は釈放され、以前殺された女の産んだ赤ん坊がいると聞かされ、将来に希望が持てるようになる。

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