野口博志監督、日活、78分、白黒映画。河津清三郎扮する探偵シリーズの一作。スキー場にあるホテルに助手の女子と来た河津は、足をくじき静養していると女の訪問を受ける。河津が探偵と知っての相談で、宝石商の父とこのホテルに来ているが、何やら違法な取引のおそれがあると。
このホテルに来た客の幾多りかは真珠を持ってきており、それはかつて偶然手に入れたのだが、それを奪い返そうとする悪人に狙われている。夫婦で来た妻の方は浴室で殺されていた。また女助手は友人に出会うが、その友人もやはり真珠を持っていたのだった。ホテルの使用人なども悪漢一味の一人であり、最後は雪原で銃の撃ち合いをやる。戦後15年くらいまで犯罪映画では銃撃戦はよくあった。戦争がまだ最近の時代だったからか。
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