本多猪四郎監督、東宝、94分。高島忠夫、田崎潤、上原謙その他出捐。
埠頭でモデルの写真撮影をしている高島忠夫ら。そこに海から水蒸気を立てた男のような者が出てくる。更には知ってきたタクシーは海に突っ込む。明くる日タクシーを引き上げるが誰も乗っていない。高島はその時、たまたま見つけた藤山陽子をモデルにしたく思い捜す。藤山は上原謙扮する会社重役の秘書で、そこに不思議な雰囲気の記者が訪ねてくる。
記者は田崎潤扮する神宮寺大佐について聞くがもう死んだ、知らないと答える。田崎の娘が藤山で父の話が出て驚く。後に上原と藤山が車で出かけた時、高島らも気づき、後を追う。上原らは運転手が別人で攫われたと分かる。海岸に着いた時、高島らが駆けつけ上原らを助けようとする。運転手は熱いエネルギーで驚かすが、海に逃げる。この敵方がムー帝国と分かる。
後に警視庁に送られてきて映像によると昔、海に沈んだムー大陸の帝国が再び地上に出て世界を支配するという。その映像で神宮寺大佐の海底軍艦の建設を止めよと警告する。初めは馬鹿にしていたが、東京中心部を壊滅させた。海底軍艦に頼るしかない。藤山の後をつけていた男が神宮寺大佐の部下で上原は大佐の居場所を聞くが答えない。最後に上原らを神宮寺大佐の所に連れて行くと言い出す。飛行機、船を乗り継いで孤島に着く。そこで神宮寺大佐に一行は会う。
神宮寺が海底軍艦、轟天号を明らかにするが、戦争に使うためだと答えるので上原は怒り、高島は戦争気違いだと罵る。轟天号の進水式の後、怪しい記者、実はムー帝国の工作員によってドックは爆破され、藤山、高嶋は連れ去られる。神宮寺は心を入れ替え轟天号はムー帝国撃滅に出撃する。ムーの守り神である巨大な龍を冷線砲で倒し、ムーの中に入り込み徹底的に破壊し尽くす。
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