漫画によるミクロ経済学の教科書である。漫画だからといって馬鹿にできない。結構高度な内容が書いてある。サンク・コスト(埋没費用)や機会費用の説明がまずしてある。またゲーム理論の説明もある。
あまり正統的な教科書でなく、かなり個性的な本である。入門用としては必ずしも適さないかもしれない。絵がほとんどでそれに文字による解説が書いてあるから、優しいと勘違いする人が出てきそうである。もっとも経済学の説明に絵を多用するのは望ましいと思われる。文章で書いてその内容を理解しにくい事柄でも、絵解きすれば分かりやすくなる。
文章しか読まない人がいるが、図表を見れば理解が進む場合が結構ある。(ダイヤモンド社)
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