大島渚監督、松竹、99分、総天然色映画。
桑野みゆきは車に乗せてもらって帰る予定が、運転する中年男から乱暴されそうになる。その時通りかかった川津祐介に助けてもらう。川津にすっかり惚れ込み、同棲しようとする。二人で海の方へ行って遊ぶ。桑野の姉が久我美子で、妹の気ままな行動に説教している。川津と桑野は美人局で金を稼ごうとする。川津は中年の女の囲い者でもあった。愚連隊と問題を起こした。
桑野は川津の子供を妊娠した。堕胎の金が必要である。美人局で金を取らなかった桑野に代わって中年を脅し、金をせしめる。久我は自由に生きている妹を見て、自分の時は自由にできなかったと恨みを抱いている。かつての恋人である、医師の渡辺文雄のところへ行って相談しようとする。するとそこでは妹の桑野が堕胎の手術をしたところであった。若い時一緒に理想に燃えていた渡辺が堕胎で金を稼いでいるという姿に現実を知らされる。
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