トラビス・ナイト監督、米、103分。
米製作の近代以前の日本を舞台にした漫画映画。
クボとは主人公の少年の名である。映画は嵐の海をクボの母親が舟を漕いでいるところから始まる。舟は砕け、母は浜辺にうちあげられ、赤ん坊のクボを捜す。泣いている赤ん坊は片目がなかった。クボが少年になった時期に移る。クボの母は病身で臥せっている。クボは母の世話をして、稼ぎとして村中で大道芸をする。クボが弾く三味線で折り紙が鳥などの立体の物になり空中を舞い、見物人はやんやの喝采である。日が暮れそうになる。あわてて芸を止め、家に帰る。暗くなるまで外にいてはいけないと言われているからだ。
映画の始まる前に起こった出来事は次の様である。クボの父を倒しに月の帝国から3人の姉妹が派遣された。しかしそのうち一人はクボの父(半蔵という)と相思の仲になり結婚してクボが産まれた。しかし帝国側からすると反逆であり、クボの母の父である帝国の支配者は、クボの片目を奪い、また半蔵を倒した。クボの母がクボと逃げているところが映画の冒頭である。
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