著者は1977年生まれの映画史、時代劇研究家。最近の若い人は時代劇が何たるか知らず鑑賞の機会も少ない。時代劇に無知な若い人を主に対象にした時代劇の入門書ある。だからマニア向きの本ではない。現代の若い人はそもそも時代劇とは何かを知らない。そういう人を対象に時代劇の初歩的な知識を提供する本である。目次は次の様である。
第一部 時代劇への接し方、第一章 ガイダンス、第二章 時代劇ってなに?、第二部 時代劇の歩み、第一章 戦前の時代劇、第二章 戦後の黄金時代、第三章 映画の衰退、テレビの登場、第四章 パターン化とジャンルの衰退、第三部 とりあえず知っておきたい基礎知識、第一章 ジャンルとヒーロー、第二章 時代劇ヒーロー、第三章 スター、第四章 知っておきたい監督10、第五章これだけは知っておきたい原作者10、第四部 もう少し掘り下げておきたい重要テーマ、第一章 「忠臣蔵」超入門、第二章 忍者の変遷、第三章 大河ドラマってなんですか?、第五部 チャンバラの愉しみ、第一章 殺陣はプロレスである!、第二章 ラブシーンとしての決闘、第三章 殺陣の入門としての『ガンダム』、《特別インタビュー:富野由悠季監督が語るチャンバラ演出の極意》
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