人間の判断やそれに基づく行動は思うほど理性的、合理的でない。なぜそのような判断なり行動をとるのか。心には様々な偏り(バイアス)がある。それを認知科学の立場から明らかにする。認知とは心の動き全般を指す言葉とある。 注意や記憶のバイアス、リク認知に潜むバイアス、概念あるいは思考のバイアス、自己決定、言語、創造に関するバイアスが論じられる。多くの人間が常識、当然と思っている事柄にバイアスがあって気が付かない。途中にパズル(クイズ)があって初めはちょっと分からないものが多く、それも認知バイアスのせいだという。言葉で説明するとは、分解して説明するわけで分解できないものは、説明しにくいといったところは面白かった。
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