映画評論家の山田宏一による映画人へのインタビュー、相手と初出時は以下のとおり
クロード・ルルーシュ(1967)/マルセル・カルネ(2000、一部)/アラン・レネ(1967)/ジャン=リュック・ゴダール(1867)/バルベ・シュレデール(製作者)(1973)/ジャン=ポール・ベルモンド(1975、一部)/アレクサンドル・トローネル(芸術監督)(1987)/ピエール・ブロンベルジュ(製作者)(1988)/ルイ・マル(1988、一部)/クロード・ミレール(1990、一部)/サミュエル・フラー(1998)/イヴ・ロベール(1991)/サム・レヴァン(肖像写真家)(1992、一部)/ルネ・リシティグ(編集、修復)(1992、一部)/シャルル・アズナヴール(2003)/マドレーヌ・モルゲンステルヌ(トリュフォー夫人、1994、一部)/キム・ノヴァク(1996)/アンナ・カリーナ(1997、一部)/ラウル・クタール(キャメラマン)(1997-8、一部)
全体的にフランス関係が多い。この中で特に面白いのが、サミュエル・フラーにしたインタビューである。フラーの映画は他の映画のどこそこの部分を基にしたのではないか、とかオマージュとしてやったのか、などと聞き手が尋ねた。これがフラーからしてみれば、真似をしたのかと言われた気分になったらしい。それでお冠になった。評論家だから自分が良く知っているところを、ひけらかしかったのか。自分より相手の意見をきくべきだろう。著者は恥をしのんで公開するなどと書いているが、もっと文字通り、聞かれた側が怒っているインタビューを読んだことがある。他にもゴダールのインタビューはつっけんどんな回答である。
映画関係者は自分を悪く思われたくないため(自分自身や作品の評価につながるかもしれない)、外交辞令的な回答もあるような気がした。
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