結婚スクラム Four’s a Crowd 1938

マイケル・カーティス監督、ワーナー・ブラザーズ、92分。

新聞社に関係した四人の男女の四角関係を描く喜劇。

婦人記者は以前、社を馘にされた男を内心好いている。社長は億万長者の孫娘と相思の仲である。男は億万長者宅に乗りこむ。長者は模型鉄道狂である。長者にインタビューを申し込むため長者と模型列車競争に勝とうとする。夜中にバターを盗みに行こうとした男はそこの孫娘の部屋に入るはめになる。好きだと言い、捜しに来た家人から逃がしてもらう。男は相手の列車の線路にバターを塗り勝つ。男は長者に寄付を匿名で行なえと進言する。実名では売名に思われるからで、後で実名をばらすと約束される。

匿名での寄贈者を明かすため婦人記者は奔走する。最後はわかるがやや伏せておく。長者の娘と男、更に婦人記者と新聞社長の結婚式を同時に行なうことになる。結婚式を挙げる判事宅で元々好き同士に取り換え結婚する。

いわゆるScrew ball喜劇でスピードが速く、きちんとついていけない感があるが、いかにも戦前のアメリカ喜劇といった感じである。